生命の科学 脊椎動物学
比較内分泌学
海洋生物生産学実習

生命の科学

授業の内容と方法 生命の科学は20世紀後半になって急速に発展し,タンパク質・核酸等生命現象の物質レベルでの研究が今日の生命科学の大きな流れとなっている。これらの研究成果は医学や農学の分野に応用され,病気の治療や作物の生産及び,加工につながるバイオテクノロジ-の進歩をもたらし,生命科学はますます私達の日常生活に深い関わりを持つようになっている。このように,生命科学の基礎知識は今後も一層重要になると思われる。
この科目は,下記の授業計画に示す講義を通して,主として細胞レベルあるいは細胞を構成する物質レベルを踏まえて説明される生命現象について学習する。前半では脊椎動物に見られる多様な生命現象について講義する。後半では学生へのアンケートに基づいて得られた不思議な生命現象について、学生参加発表型で講義を進める。
登録を希望する学生は以下のアドレスにE-mailすること。このアドレスを使って連絡や質問を行う。
seimei@takemura-lab.jp
達成目標 進化の過程で脊椎動物が獲得してきた様々な仕組みを理解する。生命科学の基礎知識と考え方、私たちの社会との関わり合いについて理解を深め、医療・食品・環境など現代社会の諸問題に対する科学的・客観的な見方を身につけてもらえれば理想的である。
評価基準と評価方法 期末試験と発表の内容を総合的に判断して評価を出す。また各授業時間に携帯電話(もしくはPC)のメール機能を使った小テストやアンケートを行い、返信を出席点として加算する。
履修条件

条件ではないが、下記の点に留意していただきたい。

本講義は主として文科系学生の知的背景および関心を前提として組まれている。
従って、法文学部、観光産業科学部、教育学部(理科を除く)の学生の受講を推奨する。
一方、広義の生命科学系学部・学科(医、農、理-生物系)の学生は「生物学II」で知識を深めるべきであり、本講義の受講は勧められない。
特に、理学部生物系の学生諸君には、本講義を受講しないことを強く求める。

授業計画

1 登録調整・ガイダンス
2 生命とは何か(1)
3 増える(性)
4 抗する(免疫)
5 感じる(視覚)
6 感じる(睡眠)
7 食べる(消化)
9 中間試験
10〜13 発表型
14 沖縄の生命
15 予備

課 題

平成26年10月2日 一番不思議だと思うヒトに関わる生命現象を一つ記載し、なぜそれを不思議に思うのかを200 字程度で述べよ。
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授業のまとめ

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免疫
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睡眠
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視覚
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消化
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脊椎動物学

授業の内容と方法

授業前半では脊椎動物の多様性と系統について講義する。後半では脊椎動物の持つ各臓器の機能的な側面を、学生参加発表型を含めて行う。また各授業時間に携帯電話のメール機能(後述)を使った小テストやアンケートを行い、返信を出席に代える。

登録を希望する学生は以下のアドレスにE-mailすること。このアドレスを使って連絡や質問を行う。
sekitsui@takemura-lab.jp

達成目標 中間試験と期末試験及び小テストでの理解度チェックを総合的に判断して評価を出す。
評価基準と評価方法 海洋自然科学科生物系2〜4年次を優先。先51生物学I、先52生物学IIを先修すること。
履修条件 海洋自然科学科生物系2〜4年次を優先。先51生物学I、先52生物学IIを先修すること。
授業計画 1 登録調整・ガイダンス
2 脊椎動物概論1
3 脊椎動物概論2
4〜8 魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類
9 中間試験
10〜12 知覚系・消化器系・生殖系・呼吸系
13〜14 参加発表型
15 沖縄の生物
16 期末試験

 

スライド

概論 Ver-1
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魚類 Ver-2
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両生類 Ver-3
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爬虫類 Ver-4
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鳥類 Ver-5
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哺乳類 Ver-6
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比較内分泌学

対象学生 学部学生2〜4年
履修条件 先51生物学T、先52生物学U、先53生物学実験を先修すること
授業内容 魚類から哺乳類までの内分泌器官を比較し、分泌される様々なホルモンが生命活動にはたしている役割を解説する
参考書 授業の最初に紹介する
評価 レポート及びテストによる
授業計画
  1. 内分泌とは(第1週)
  2. 脳下垂体ホルモン(第2〜4週)
  3. 甲状腺ホルモン(第5週)
  4. 副腎皮質・髄質ホルモン(第6週)
  5. 生殖腺系ホルモン(第7〜8週)
  6. その他のホルモン(第9週)
  7. ホルモンと代謝(第10週)
  8. ホルモンと生殖(第11週)
  9. ホルモンと行動(第12週)
  10. 環境ホルモン(第13週)
  11. ホルモン研究の現状と今後(第14週)
  12. テスト(第15週)

平成28年度の実習は予定通り行います

スケジュール表←ここをクリックするとダウンロード出来ます。

海洋生物生産学実習VIII ・進化生態学実習VII 合同実習(8月14日〜8月18日)

 この実習は夏休みに熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設(本部町)で集中して行います。
実習費として5,000円程度かかります(当日現地で集めます。詳しく分かりましたらお知らせします。)。この実習費には食費は含まれません。食事は提供されませんので、本部町の食堂などで食事をすることになります。

実習内容:魚類の生理に関する実習投網や沖縄伝統漁法である追い込み漁で魚を採集します。採集した魚を使って実習を行います。

海洋生物生産学実習

  • 投網や沖縄伝統漁法(追い込み漁)でのサンゴ礁及び島嶼河川に生息する魚類の採集
  • 解剖及び臓器確認
  • 魚類の卵黄形成機構に関する実習
  • 関連講義
簡易プログラム
1日目
  1. 実験所に集合(13時)
  2. 追い込み漁
  3. 講義(中村)
2日目
  1. 講義(竹村)
  2. 解剖して臓器の確認・観察
  3. 採血
  4. セミナー(大学院生による発表)
  5. グループ分け
3日目
  1. 海洋生物生産学実習と進化生態学実習に分かれて実習
4日目
  1. 海洋生物生産学実習と進化生態学実習に分かれて実習
5日目
  1. 実験結果の解析
  2. 掃除
  3. グループ発表
  4. 解散

持ってくるもの

両実習共通

  • 筆記用具(スケッチ用鉛筆・鉛筆削り・ケント紙x10枚、レポート用紙)
  • 水着、ビーチサンダル、バスタオル、マリンブーツ(持っていない場合は購入すること、マリンシューズでも可)
  • スノーケル3 点セット(マスク・スノーケル・フィン)
  • ウェットスーツ(なければ長袖Tシャツとジャージなど日焼けを防ぐ服)
  • 軍手、帽子、保険証のコピー、タオル、日焼け止め、歯ブラシ、その他宿泊に必要なもの一式(シャンプーは備え付けがあります)。

海洋生物生産学実習のみ必要

  • 解剖セット(ハサミ、ピンセット、枝付き針)

解剖セットがない場合、 ダイソーなどで売っている安価なキッチンハサミと竹串がそれぞれ解剖バサミと枝付き針の代用品になります。

その他

  • ノートPC(持っている人だけ、パワポでの発表形式を想定していますので、ある方が良いかもしれません)
  • 防水ハウジング+デジタルカメラ(もしくは防水デジタルカメラ)

宿泊がありますので、各自必要なものは判断して下さい。