インドネシア(スマランおよびカリムンジャワ)に行ってきました(2011年5月12日〜18日)。科学研究費補助金(海外学術調査)に関する調査研究を行ってきました。昨年度行く予定にしていましたが、ムラピ火山の噴火で延期していたものを雨季から乾季への変わり目に相当するこの時期に行いました。
今回の調査は成田からジャカルタ直行便で出発しました。この便を使うと、その日のうちに調査地点のスマランに入ることが出来とても便利です。成田からジャカルタまでは7時間のフライトです。 今回の調査には研究室の今村君に同行してもらいました。初めての海外旅行でいろいろ戸惑いがあるみたいですが、いい経験になると思います。ジャカルタに着いた時の写真です。 翌日ジェパラからカリムンジャワに向かいました。これが乗るフェリーボートです。当日は連休初日だったためか、ものすごく沢山の人たちがこの船に乗り込みました。

客室には乗り込めず、普段は車を収容するスペースにもすし詰めです。出港2時間前に乗船したのにこの状態です。ということは客室に乗るためにはどれだけ早く行かなければならないのでしょうか。

カリムンジャワまでは6時間かかります。座りながら、喋りながら、食べながらの旅です。しかし、歩くことが出来ないのでトイレに行くことが出来ません。水を飲むことだけはかなりセーブしました。

カリムンジャワには水産試験場があり、共同研究者の旦那さんはここの所長をされています。いろいろ案内してもらいました。

水産試験場ではハタの養殖を活発に行っておりました。網生け簀の中には沢山のハタが泳いでおりました。 網生け簀を見学した後、帰る途中にある水上ホテルに寄りました。完全に海の上にある建物です。サメやカメが泳いでいる生け簀が近くにあり、その中で泳ぐことも出来るそうです。

カリムンジャワではディポネゴロ大学ダイビングクラブの合宿が行われており、そのキャンプファイヤーに飛び入り参加しました。琉球大学の説明をしたりしながら楽しい時間を過ごしました。

翌日はサンゴ礁調査を行いました。サンゴ礁は非常に健全であり、様々なサンゴや魚を見ることが出来ました。

今回はスノーケリングでの調査だったのですが、ぱっと見ではオニヒトデは見あたりませんでした。 別の場所ではオヤビッチャの大群に囲まれてしまいました。かなり餌付けされているようです。カリムンジャワからスマランに戻りましたが、帰りは高速船でした。3時間で戻ることが出来ました。海は凪だったので快適な船旅でした。動画もアップしましたのでどうぞ。
翌日の調査の後、以前からお世話になっているディポネゴロ大学水産海洋学部長のヨハネス先生が夕食に招待してくれました。自分の好きなものをチョイスし、それを鍋に入れるというものです。 インドネシアで始めて食べるしゃぶしゃぶです。このタイプのしゃぶしゃぶはたいにたくさんあった記憶がありますが、インドネシアでは最近増えている印象があります。 最終日、ディポネゴロ大学を表敬訪問です。キャンパスは新しい建物がいっぱいです。水産海洋学部も新しい建物が3つも立っておりました。インドネシアの経済発展を伺わせます。

今村君は帰る日にお金を使い尽くしてしまいました。インドネシアルピアをATMで引き落とそうとしています。

スマラン空港です。建物は変わっていませんが、以前よりもしゃれた内装に変更されていました。こんなところにも経済発展が感じられます。

沖縄に帰る全日空便での写真です。さすがに深夜便に乗ると疲れますが、充実した調査になったと思います。