平成19年度理学部海洋自然科学科生物系卒業論文最終報告会が大学会館3階で行われました(2月21日)。生物系では1年間行ってきた卒論をポスター形式で発表します。午前には1時間半、そして午後には1時間ポスターの前に立って発表し、質問に答えなければなりません。生物系の教員から聞いたという証拠になる判子やサインを少なくとも3つもらう必要があります。研究室からは4名の学生が卒論発表に挑みました。ポスターの準備も万端、そして発表練習も万端。果たして研究成果を旨く伝えることが出来たのでしょうか。
前澤和子さんの発表。卒論タイトルは「ミツボシキュウセンの脳下垂体内における生殖腺刺激ホルモン遺伝子発現量と潮汐産卵」。生殖腺刺激ホルモン2種がミツボシキュウセンの潮汐に同期した卵発達とどの様に関係しているのかについて発表しました。 榎本陽子さんの発表。卒論タイトルは「潮汐に伴うミツボシキュウセン卵巣における性ステロイドホルモン産生の潮汐に伴う変化」でした。生殖腺で産生される性ホルモンが潮汐に伴う卵巣発達とどの様に関連しているのかについて発表しました。前澤さんと榎本さんで二人で最終に行き、サンプルを分け合っていました。 重松真澄さんの発表。卒論タイトルは「海産性魚類の活動周期に伴う脳内モノアミン類の変動」でした。クサフグとゴマアイゴに人為的な潮汐を与え、脳内モノアミン代謝がどの様に変化するかを調べました。
左は下山紗代子さんの発表で、「海性魚類バラビクニンのメラトニン合成酵素遺伝子のクローニングと光応答性」というタイトルで発表しました。沖縄鳩間海丘に生息する深海魚の光受容機構を明らかにする目的で研究を行いました。
皆さん一年間よく頑張りました!

20071117